利根川の民謡
〈下総は唄の国〉


新作民謡

こんな新しい民謡を作ってみました。試作のカセットテープがあります。
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利根の草刈唄

     作詞   =芦原修二
     作曲・唄 =細田松陽
     編曲・尺八=大和陽晧

一、利根川に
  ひばり鳴ぐがら
  草刈りに
  やべよやべよと
  (*1 来いよ来いよ)
  人が呼ぶ

二、草刈りの
  篭さ入れだが
  握りめし
  食べべ食べべよ
  (*2 食べよう食べよう)
  二人して

三、利根川の
  つくしすぎなに
  なる前に
  やるべやるべよ
  (*3 やろうよやろうよ)
  草刈りを

四、きりぎりす
  ぎいちょ鳴ぐがら
  薮かげに
  いぐべいぐべと
  (*4 行こう行こうと)
  せがされる     (*5 急がされる)

(平成十三年十月十一日録音 於=利根町羽根野区民会館)

【解説】 利根川の河原の草は堆肥にして用いられた。田植えが終わると
村の若い男女は競いあって草刈りに出かける。この草刈りの場
では、女性が意中の人に白い腰ひもを贈って告白することがで
きた。芦原は十代の頃の実体験をもとに作詞し、その風景を少
年時代に遠くから見ていた細田が曲をつけ、大和が編曲した。

(2001年12月9日)


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制作・監修=利根地固め唄保存会理事・芦原修二

利根川の民謡
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